【WCS2017 アローラダブル】霰レヒレツルギウインディwithカビゴン【関東グロリアベスト8 ぽちゃオフベスト16】
第9回ぽちゃオフ、多くの方にご参加いただきありがとうございました!
ぽちゃオフ楽しかったという声を聞き、スタッフの仕事を頑張ってよかったなという思いです。
さて、今回の構築は関東グロリアとぽちゃオフで使った構築です。
使用したのは以下の6匹です。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
吹雪 | 凍える風 | オーロラベール | 守る | 雪降らし | ||
濁流 | ムーンフォース | 熱湯 | 守る | ミストメイカー | ||
|
リーフブレード | スマートホーン | 聖なる剣 | 辻斬り | ビーストブースト | |
フレアドライブ | ワイルドボルト | 神速 | 守る | 威嚇 | ||
|
恩返し | 10万馬力 | 腹太鼓 | リサイクル | 食いしん坊 | |
|
地震 | ドラゴンクロー | 岩雪崩 | 毒づき | 鮫肌 |
…何番煎じだよって感じの面子ですよね。
配分や技構成、持ち物も他人が使っててよさそうなのを見よう見まねでやってみたという感じです。
もともとの構築のスタートは詰ませ性能が高い、壁+リサイクルカビゴンを中心に考え始めました。壁も貼れて、天候+凍える風によるS操作できるキュウコンを採用することに決めました。次に壁を使用するということは弱点を受けても耐えられる可能性が非常に高いという点に着目しました。そこでレートS1の上位で使われていた弱点保険カプ・レヒレを採用することに決めました。壁下でのメインアタッカーが決まったため、残りは相性保管です。レヒレと相性のいいウインディとカミツルギがすんなりと入ってきました。残り1枠は自由枠でshowdownやレートで回しながら苦手な相手を考え、ガブリアスという結論に至りました。
…長々と書きましたが、個別解説なんてどうでもいいから、とりあえず使ってみたいという人は基本選出の欄を読んで下にあるQRレンタルチームを使えばいいと思います()
~個別解説~
実数値:179-×-95-103-120-177
努力値:H244/C12/S252
特性:雪降らし
性格:臆病
持ち物:光の粘土
技:吹雪/凍える風/オーロラベール/守る
オーロラベールを張るのが仕事です。役割としてはオーロラベールでレヒレやカビゴンの耐久を引き上げて、隣でこご風撃ちながら場を整えるのが役目です。初手でウインディやレヒレと一緒に選出し、威嚇やフィールドを取って相手の火力を削いで安全にオーロラベールを張ります。特性順で相手のテテフがスカーフかどうかも判別できるのは非常に優秀でした。
耐久はフィールドを取られていない状況で眼鏡カプ・コケコの10万+意地っ張りウインディの神速の集中攻撃を耐えるように調整しています。火力を削げば大体の攻撃は1発耐えるので、持ち物は光の粘土にしました。8ターン壁が続くのはとても安心できました。
フリーズドライについてはトリトドンやギャラドスは最近あまり見ないですし、水タイプは他のアタッカーで殴ればいいということで切りました。代わりにいれた守るがかなり使いやすかったです。
最初はこいつをたくさん選出して…みたいなことを考えていたのですが、思ったほど選出しなかったです。プテラやアローにスカーフと思われるガブリアスで上から縛られていたり、苦手なギガイアスやサイコファングをもったハギギシリとも当たって選出した場合予想以上に腐りそうでした。
相手のパーティにもキュウコンがいた場合は安全にオーロラベールを張れますが、その後はやることがほとんどなく、腐ります。早めに交代してカビゴンなどに繋げましょう。
カプ・レヒレ
実数値:175-×-136-156-151-112
努力値:H236/B4/C212/D4/S52
特性:ミストメイカー
性格:控えめ
持ち物:弱点保険
技:濁流/ムーンフォース/熱湯/守る
もうここから3匹は見飽きてる人も多いと思います。オーロラベール下でのアタッカーとして考えていましたが、オーロラベールがなくても十分戦えました。持ち物は守りたいし、火力も欲しいということから弱点保険にしました。耐久は眼鏡カプ・コケコの10万ボルトを最高乱数切って確定耐え、素早さは大体の相手のカプ・レヒレを抜けるように調整しました。弱点保険が発動すればCが上がるので、多少下げても問題ないと思いその分他の能力に努力値を割きました。(特殊を11nに調整したと思ったら全然11nじゃなかったのは秘密で)
カミツルギ
実数値:136-256-151-×-51-161
努力値:H4/A252/S252
特性:ビーストブースト
性格:意地っ張り
持ち物:こだわりスカーフ
技:リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/辻斬り
抜き性能の非常に高いポケモンです。役割は後半出してビーストブーストでAを上げつつ、無双していきます。威嚇を喰らいやすいですが、前半に出してレヒレの苦手なコケコをさっさと処理する動きも強かったです。持ち物は霰状態で襷が潰れてしまうことや、後半の抜き性能を考えてこだわりスカーフにしました。4枠目は辻斬りを採用していますが、なんでもいいです。自分はエスパーに打点が欲しい場面があるかなと思って採用しましたが1回も撃ちませんでした。葉っぱカッターでもハサミギロチンでもなんでもどうぞ。
実数値:165-178-100-×-101-147
努力値:A252/D4/S252
特性:威嚇
性格:意地っ張り
持ち物:ホノオZ
普通の物理型ウインディです。役割は威嚇で相手の火力を削ぐのとカミツルギやテッカグヤなどの鋼を処理することです。性格は陽気では火力に不安があったので意地っ張りにしました。火力あって優秀なのですが、テテフに抜かれて縛られることがあったのがネックでした。もしかしたら性格は陽気でいいかもしれません。
持ち物は球だと反動が痛すぎる、こだわりだと守れないのが辛いのでホノオZにしました。硬い相手を無理やり突破する時にもホノオZは便利でした。
実数値:254-143-116-×-145-31
努力値:H148/B244/D116
特性:食いしん坊
性格:勇敢
持ち物:フィラの実
技:恩返し/10万馬力/腹太鼓/リサイクル
オーロラベール下で動かすこと前提で入れてたのですが、オーロラベールがなくても強かったです。受け出しからの壁兼切り返しのアタッカーとして機能してくれました。受け出しした後はリサイクルで次の攻撃を耐えるように備えつつ、カビゴンを集中攻撃してくるようであればそのままリサイクル連打、カビゴンを放置してくるようであれば隙をみて腹太鼓を積みます。
対テッカグヤ用の駒としても優秀でした。ビーストブーストで攻撃か特攻が1段階上昇までならリサイクルでの回復量が追いつくので、殴り勝てます。宿り木身代わりもしくは宿り木守るの耐久テッカグヤも腹太鼓さえ詰めれば、なんとかなります。(ただし、宿り木身代わり守る3つ採用している型にはどうあがいても勝てません)
性格は意地っ張りにすると最遅オニシズクモが抜けていいそうですが、勇敢にしました。相手のトリックルーム下で腹太鼓した最遅カビゴンに同速勝ちで勝つことができたため、勇敢で正解だったと思います。
リサイクルの仕様ですが、きのみを消費した後に吠えるや交換をして引っ込めてもリサイクルできのみを拾ってくることができます。ただし、はたき落とすをされるときのみを拾ってこれなくなるので注意です。HPが削れている前提ですが、はたき落とす持ちと対面した時はHPが半分割った状態でリサイクルをするように心がければ、きのみをはたき落とされずに回復できます。
実数値:183-182-115-×-106-169
努力値:A252/D4/S252
特性:鮫肌
性格:陽気
持ち物:突撃チョッキ
技:地震/ドラゴンクロー/岩雪崩/毒づき
ここまで採用した面子をみてコケコライチュウに対しての駒が薄いと考えたため、高い数値で電気が無効のガブリアスを採用することに決めました。単にガブリアスを採用するだけでは特殊高火力で押し切られてしまうため、安定して返り討ちにできるように突撃チョッキを持たせることにしました。これにより、サイコフィールド下でのライチュウのエスパーZも耐えることができるようになります。
技構成は鋼の処理をウインディに頼りきってるので、炎打点が欲しい場面がありました。しかし、なるべく早くフェアリーを処理したかったので不採用です。毒づきと炎のキバもしくは火炎放射との選択だと思います。(困ったら岩雪崩で怯ませればいい)
~基本選出~
理想の選出
初手:+or
後発:+or
キュウコンでオーロラベールを張って後ろのカビゴンで詰ませていく選出です。威嚇やフィールドを取って相手を妨害しつつ安全にオーロラベールを張ります。オーロラベールを張った後にキュウコンはこご風で隣をサポートしながら相手に倒されるのを待つか、さっさと後ろに引いてしまうかになります。カビゴンが遅すぎてこご風と相性が悪いです。オーロラベールのターン消費もありますし、こご風を1回撃ってカビゴンに引くくらいならすぐにカビゴンを出した方がいいです。
初手:+
後発:+or
キュウコンが縛られて選出できないパターンです。相手に追い風されてしまうのは仕方がないので、2回目の追い風をされないように真っ先にファイアローを岩雪崩で処理します。地震が飛んでくる可能性が非常に高いので、ウインディは守らせます。その後は追い風が切れるまでひたすら耐えるしかありません。相手が自分のガブリアスにヒコウZとドラゴンクローをし集中てきたら相当上手いです。素直に降参レベル。
対プテラ構築
初手:+
後発:+or
キュウコンが縛られ(ry
プテラの隣はだいたいガブリアスだと思います。スカーフか何を持っているか読めません。プテラ方向に神速+スマートホーンで追い風を防いでいきたいところです。ただし、非常に読まれやすい上にガブリアスがノーマークになるので択になってしまうのが難点です。
対コケコライチュウ
初手:+
後発:oror
キュウコンが(ry
初手カミツルギガブリアスでリーフブレードをライチュウ方向に、ガブリアスはカミツルギを巻き込みながら地震を撃ちます。どちらが猫騙しで止められてもいいような選択です。ボルトチェンジで逃げられる可能性もありますが、居座ってきた場合相手を壊滅状態にすることができます。カミツルギはBが高いので巻き込み地震を1回喰らってもそこまで痛手ではありません。
対雨パ
初手:+or
後発:+oror
天候が取られてしまうので、初手からキュウコンは出せません。まずはペリッパーもしくはニョロトノの高速処理です。特に雨状態で追い風をされると目も当てられないので、なんとしても追い風される前にペリッパーを仕留めます。ちなみにガブリアスならゴルダックのハイドロポンプZを耐えることができます。天候要員さえ処理してしまえば、霰に天候を変えてレヒレやカビゴンの高い耐久で受けきることができます。
初手:+
後発:+
コータスが遅すぎて天候を取られる上に弱点を突かれるのでキュウコンを選出できません。(後発なら腐る可能性もありますが、選出もワンチャンあり)まずはフィールドを取って眠り粉とお先にどうぞ噴火を阻止していきます。コータスの処理は後々でもいいので、真っ先にドレディアを倒しにいきます。テテフがいる場合はどうあがいてもフィールドを書き換えられるので、眠り粉が外れるのを祈りましょう。ウツロイドが入っているとガブリアスも倒されかねないので相当キツイです。カビゴンをぶつけて早めに処理したいところです。
初手:+or
後発:ororor
ギガイアスが遅すぎ(ry
前回の記事にも対策方法があるので、そちらも参照してみてください。(誘導)
これも後発ならキュウコン選出もワンチャンありですが、威嚇枠はだいたいウインディなので、オーロラベール貼る以外に仕事がなくて腐ります。初手は威嚇を入れることでノーマルZによる一撃死を防ぎます。ギガイアスムーランドにはカミツルギがぶっ刺さるので、ほぼほぼ選出は確定でしょう。ムーランドの炎のキバにだけは注意しつつ立ち回ります。
初手:+or
後発:+or
オーロラベールで相手のトリックルームを誤魔化していきたいところです。ギガイアスが見えてる場合には仕方がないのでレヒレを出します。腹太鼓を積んでカビゴンを動かす立ち回りをしますが、ハリテヤマがいる場合はこれをいかに早く処理できるかによります。ホノオZやムーンフォースでなるべく早めに処理したいところです。2回目のトリックルームもキツイので相手のトリル要員は早めに処理してしまいましょう。
対ナインエボルブースト
初手:+
後発:+
相手の高火力に備えてオーロラベールを貼りたいところですが、貼らなくても十分です。初手がイーブイ+ピッピの場合はカビゴンは腹太鼓を積んでキュウコンをウインディに交代します。次のターンはこの指をしてきますが、ホノオZでピッピを1撃で処理し、バトンタッチしてきたところにカビゴンの攻撃を通します。
初手がイーブイ+ドーブルの場合はカビゴンは腹太鼓、キュウコンをレヒレに交代し、ドーブルのキノコの胞子を潰していきます。霰でドーブルの襷が潰れるので、ムーンフォースでドーブルを処理しつつ、バトンタッチしてきたところにカビゴンで攻撃します。
~この構築のいい点と問題点~
壁+カビゴンを中心に考え始めた構築ですが、取り巻きとして採用したポケモンのスペックが高く、壁を張らない状態でも十分に戦えました。壁を張ってカビゴンで詰ませる勝ち筋、レヒレツルギウインディガブリアスで高速ビートダウンしていく勝ち筋の2パターンができたのでBO3(マッチ戦)向きの構築をうまく組めたのかなと思います。自分で思ってた以上に安定して戦えました。
逆に問題点はかなりあります…
まず、S操作や壁をキュウコンに頼り切っている点が問題でした。追い風構築に対してはこご風やオーロラベールで誤魔化していくしなかいのですが、上記の基本選出の通り、キュウコンはほとんど選出できませんでした。キュウコンの選出ができない場合は守るで追い風が切れるまで凌ぐしかありません。
また、キュウコン以外の早いポケモンが守るを持っていないので、打たれ弱いという点で問題でした。特にカミツルギ。抜き性能は優秀なのですが、後半出す場合は相手の持っている技によっては1撃で倒され、逆転勝ちを許してしまうことが多々ありました。
いくらレヒレといえども、弱点を2回耐えることができないので、弱点保険を発動した後の攻撃試行回数の稼ぎ辛さは目立ちました。眼鏡型ではないので弱点保険が発動しないと単純に火力がないのも難点でした。
〜この構築のQRコード〜
※カビゴンの恩返しはのしかかりに変更してあります。
〜終わりに〜
この構築ではプレイングミスが目立ち、勝てた試合を落としてしまったので、今後もプレイングや立ち回りの向上をしていきたいところです。
それと4月にまた第10回ぽちゃオフの開催が決まったので来てください()
読み辛い部分もあったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
2/4 関東グロリア 予選6-1 ベスト8位
2/5 第9回ぽちゃオフ 予選7-1 ベスト16位