こーちくおきば

今までに使ったダブルバトルの構築などを置いておく所です Twitter:@MAGMA0803

【金銀クリスタルVC】【ニンテンドウカップ2000】カビバンギダブルエース

実に2年振りの構築記事になります。

構築記事といっても現行世代の構築ではありませんが()

自己満足として残しておくことに。

 

先月、ゴールドさん主催のヒストリアカップに参加してきました。

ヒストリアカップはVC(バーチャルコンソール)のポケットモンスターを使用した対戦オフ会です。

対戦ルールは、ポケットモンスター金・銀・クリスタルを使用した2000年当時の公式ルール、ニンテンドウカップ2000です。

構築記事の紹介前に軽くニンテンドウカップ2000のルールを説明したいと思います。

現行世代のルールとは大幅に違います。

 

【ニンテンドウカップ2000公式ルール】

・参加できるポケモンミュウツー/ミュウ/ルギア/ホウオウ/セレビィを除いた

No.001〜No.251の246種類

ポケモンのレベルは50〜55。

・手持ち6匹を見せ合い3匹を選出する。だだし3匹のレベルの合計は155以下でなければならない。

・相手を自分の技で2体以上眠りにするのを禁止

 

 

レベル配分ルールにより、ポケモンの攻撃、耐久、素早さが変化します。

レベルを1つ上げれば素早さ関係が逆転したりするのがこのルールの面白いところですね。

レベル55をエースにした場合はどのポケモンメガシンカするかに近いものがあります。

 今回使用した構築が以下になります。

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【構築経緯】

金銀での対戦を体験するならレベル55カビゴンが強く、オーソドックスであると聞き、カビゴンをエースにして構築をスタートした。

過去の文献を読み漁り、カビゴンの取り巻きとして優秀なサンダーとガラガラを採用した。カビゴンを活かす上でムウマの対策は必須である。ムウマに対して強い駒としてガラガラを採用してはいるが、ガラガラは素早さが遅いのとサイクル戦となった場合に受け出しするほどの耐久がないため、もうひと押しムウマに対する強い駒が欲しかった。

そこで悪技で弱点の突けるバンギラスを採用してムウマに対する駒を増やした。

ガラガラの役割が薄れたため、第6回からはハガネールを起用した。

残りの枠は相手のカビゴン・格闘対策枠としてムウマを採用。地面が一貫してるので、水タイプを採用することに決めた。水枠はクリスタル発売前の第4回はスイクン、クリスタル発売後のうらはパルシェンと変えて出場した。

第4回は惜しくも予選落ち、うらは決勝トーナメント1回戦落ちという結果だった。

第4回とうらの反省点を踏まえ、第6回は上記の構築で挑むことにした。

 

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カビゴン:レベル55 ♂

捨て身タックル/鈍い/眠る/寝言@食べ残し

 

高耐久、高火力の金銀最強ポケモン。第4回は寝言を切って地震を採用していたが、刺さる相手が少ないため眠り状態でも動ける寝言に変更した。一撃必殺に弱いのが難点であるが、鈍いを2〜3回以上積めればまず負けなかった。2世代では寝言で眠るがでても回復できる仕様のため、耐久と火力が他のポケモンに比べて別格であった。

 

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バンギラス:レベル55

噛み砕く/爆裂パンチ/眠る/メロメロ@薄荷の実

 

この構築の地雷枠。第4回とうらはオスでメロメロの枠が岩雪崩のものを採用していた。

型の着想は第5回のヒストリアカップ決勝から。

電磁波+爆裂パンチでカビゴンが粉砕されていくのを見てメロメロでも同じことができるのではないか、バンギラスに対して物理で弱点を突くとなると必然的にオスが多くなりメロメロが刺さるのではないかと考え上記の形になった。

基本的に電磁波やリフレクターで場を整えて爆パンとメロメロを組み合わせて相手を行動不能にしていく。相手のカビゴンを許さない。絶対にだ。

カビゴンしかり回復技を搭載したエースは場持ちが良く強いので、薄荷の実+眠るを採用。薄荷を消費した後でも上記の行動不能コンボで素眠りしても無防備状態にならないようにした。ゴーストタイプに弱点を突ける点や特防2割ダウンに期待して噛み砕くを選択したが、この枠は正直岩雪崩でもいいと思う。

 

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ハガネール:レベル50 ♂

地震/毒毒/吠える/大爆発@先制の爪

 

このパーティの地面枠。第4回とうらはガラガラを採用していたが、単体では機能し辛い場面が多かったのでハガネールに変更。格闘と地面の一貫性が上がったが、耐久と耐性面がガラガラよりも断然使いやすかった。

持ち物については一考の余地がある。先制の爪が発動しても旨みのある場面が1回もなく、柔らかい砂や水玉リボンの方が便利そうな場面が多かった。

 

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ムウマ:レベル50 ♀

電磁砲/道連れ/滅びの歌/黒い眼差し@黄金の実

 

カビゴンや格闘タイプを抑えるためのゴースト枠。採用しているポケモンが地面や格闘に弱点を突かれてしまうため、ゲンガーよりもムウマを採用。黒い眼差し→滅びの歌→道連れで1-1交換を狙う。今回から後述のサンダーにリフレクターを採用したため、物理技で無理矢理突破される場面が少なかった。

 

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スイクン:レベル50 性別不明

波乗り/冷凍ビーム/眠る/寝言@光の粉

 

このパーティの水枠。相手の地面がかなり重いので、高耐久の水枠としてスイクンを採用。地面だけでなく、爆パンバンギに対しても強く出れる駒として採用した。

前回のうらでは撒菱を撒ける点からパルシェンを採用していたが、格闘の一貫性を切るのとパルシェンの強さがあまり実感できなかったため今回はスイクンにした。結果としてはスイクンに変更しても強さやメリットが感じられなかった。サンダーにリフレクターを採用したため、格闘耐性が上がった点や格闘に対しては爆発で1-1交換できるパルシェンを採用した方が強そうだった。

 

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サンダー:レベル50 性別不明

10万ボルト/ドリルくちばし/電磁波/リフレクター@奇跡の実

 

地面と格闘の一貫性を切る電気枠。ほとんどの試合で先発として投げた。カビゴンの鈍いやバンギラスのメロメロを成功させるための下準備かなり機能した。実質影のエース。

めざ氷ではなくドリルくちばしなのはナッシー等の草タイプや格闘に弱点を突くため。(めざ氷サンダーなんて持ってない…)

55ヘラクロスを一撃で倒したりかなり重宝した。

リフレクターの枠は第4回とうらでは眠るであったが、レベル50が眠って回復したところであまり強くないためリフレクターに変更。

カビゴンバンギラスのサポートだけでなく、ナッシーの爆発相殺を躱したり、ムウマの場持ちを良くするのにも有用だった。

 

【選出】

 

f:id:nounaitaka:20181231193750p:plain  +  f:id:nounaitaka:20181231193906p:plain  or  f:id:nounaitaka:20181231193955p:plain  +  f:id:nounaitaka:20181231193925p:plain  or  f:id:nounaitaka:20181231193937p:plain  or  f:id:nounaitaka:20181231193946p:plain

基本的に先発サンダーで電磁波、リフレクターを貼ってからエースのカビゴンバンギラスに繋げるのが基本戦術となる。相手のエースがサンダーやケンタロスミルタンク、スターミー、スイクン入りカビゴンならカビゴンを選出。カビゴンバンギラスの場合はバンギラスというパターンで決めている。残りの1匹はカビゴンや格闘入りならムウマ。ガラガラやハガネール等地面がいる場合はスイクンライコウやサンダーがいる場合はハガネール。という感じで選出を決めた。

 

【苦手な相手】

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ケンタロス

ゲロ重い相手のエースその1。レベル55で採用されている場合が多く、一撃必殺技を所持している可能性が高い。サンダーの電磁波を当てたいところではあるが、身代わり持ちの場合も多い。このパーティにケンタロスの上を取れるポケモンはいないため後手に回りやすく、一撃必殺が当たらないよう祈りながら立ち回るしかない。

 

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ミルタンク

ゲロ重い相手のエースその2。鈍いor影分身+爆パン所持している可能性が高いため、4倍弱点のバンギラスは当然選出できず、カビゴンで積み合戦をするしかない。リフレクターや電磁波を当てて積みサポート1回でも早く鈍いを積んで急所or技が当たることを引くことを祈るしかない。

 

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カイリキー

両エースが弱点を突かれるためゲロ重い。ムウマをカイリキーに当てることを考えるが文字を所持している場合、ムウマが火傷を引いた時点で負ける。

 

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スイクン

単体ならサンダーで弱点が突けるが、55カビゴンと組み合わせてくる場合が厄介。55カビゴンに対してはバンギラスをぶつけることを想定しているため、光の粉を所持している可能性の高いスイクンは非常に厄介てある。冷凍ビームを所持していた場合、サンダーも弱点を突かれるためサイクル戦ではまず勝てない。

 

 

【簡易対戦ログ】

予選

VSエドワードさん

55フーディン♀/55バンギラス♂/50ハピナス♀/50エアームド♂/50フシギバナ♂/50スイクン

 

♀レベル55フーディンが見えた時点でエースをバンギラスに決定。レベル50が軒並みサンダーで弱点を突けるため、サンダーとバンギラスを大事に扱いながら立ち回り、勝利。

 

VSカイソさん

55スターミー/55ミルタンク♀/50カビゴン♂/50ナッシー♂/50ガラガラ♂/50サンダー

 

スターミーミルタンクがエースのため、こちらはカビゴンに決定。相手のカビゴンとナッシー爆発相殺が怖いためサンダーでリフレクターを貼りながら立ち回る。ミルタンクカビゴンの鈍い合戦となるが、リフレクターと1ターン早く積めたことが功を奏し、捨て身タックル連打。試行回数を稼いで急所を引いてミルタンクを突破して勝利。

 

VSKGさん

55ケンタロス♂/55カビゴン♂/55サンダー/50マルマイン/50スターミー/50ハガネール

 

トリプルエースでどれが出てくるがわからないが、ケンタロスとサンダーがいるためカビゴンを選出。カビゴンが出てきた場合の鈍い合戦も想定し、サポートとしてサンダーを選出。マルマインもいたため、受けだしできるハガネールを選出。ハガネールに対してケンタロスが出てきたため、爆発でケンタロスを相殺できたため残りの50に対して鈍いを積んだカビゴンを投げて勝利。

 

VSあーみんさん

55バンギラス♂/55ヘラクロス♂/50カビゴン♂/50ガラガラ♂/50ムウマ♀/50サンダー

 

55ヘラクロスが重いが、50サンダーなら上を取れて弱点を突ける。バンギラスとガラガラがいるため選出された場合の想定としてスイクンを選出。エースは鈍いを積んでる余裕はないと判断し、バンギラスに。

ヘラクロスに対して奇襲のドリルくちばしが成功し、サンダーとカビゴンバンギラスで押さえて勝利。

 

VSりょくたんさん

55カイリキー♂/55フシギバナ♂/50ブースター♂/50サンダース♂/50カビゴン♂/50スターミー

 

カイリキーが重いが、仕方なくカビゴンでいくことに。サンダースが高速移動→バトンを決めてきたので辛かったが、サンダーを駆使して勝利。

 

VSカツノリさん

55バンギラス♂/55サンダー/50ムウマ♀/50フシギバナ♂/50カビゴン♂/50スターミー

 

9月に1回対戦しているので、こちらのネタがバレている上に前回敗北している。サンダーの電磁波を雑にばら撒いていくと相手が行動不能を連発し、そこまで苦戦せずに勝利。運に助けられた試合だった。

 

VSしもべさん

55ファイヤー/55バンギラス♂/55サンダース♂/50カビゴン♂/50ナッシー♂/50スターミー 

 

初手ナッシーでサンダーを爆発相殺されてしまった。次にカビゴン繰り出す失敗をする。(相手が50カビゴンを選出してきた場合に爆発でカビゴンが吹き飛ばされるため)しかし出てきたのがスターミーのため、カビゴンが安全に鈍いを積んで勝利。

 

なんと予選全勝。

選出は多くないが、全体的に♀バンギラスが刺さっていた。

 

決勝トーナメント1回戦

VSふぉんでゅさん

55ライコウ/55カイリキー♂/50カビゴン♂/50ナッシー♂/50ヘラクロス♂/50パルシェン

 

またカイリキーがいるが、エースを選出しないのは弱いため、仕方なくカビゴンを選出。初手サンダーとナッシー対面で前回の教訓からリフレクターから入ることに。結果的にナッシーとの相殺を防ぎ、後ろのカビゴンに対してムウマが安全に黒い眼差し→滅びの歌ができた。滅びの歌の最後ターンにムウマを引いてカイリキーとムウマ対面を作り道連れで押さえて勝利。(ただカイリキーがヨガのポーズを所持していたため、択が発生し、かなり危ない試合であった)

 

準決勝

VSゴールドさん

55カビゴン♂/55サンダー/50ハガネール♂/50ムウマ♀/50パルシェン♂/50スイクン

 

あんまり勝てた記憶がない()

第4回でもほぼ同じパーティと戦っているが、その時も負けているため勝ちたいところ。

苦手なスイクン+カビゴン構築のため仕方なくカビゴンを選出。しかし相手のカビゴンは一撃必殺を所持しているため相当構築不利である。いくら考えても不利な展開しか考えられなく、どう選出していいかがわからなくなり、ハガネール/ムウマ/カビゴンというハガネール甘めの選出をした。結果的には相手がハガネールを選出しており、死亡。カビゴンに地割れを決められ、敗北。ちなみにゴールドさんのブログの方が詳しく対戦ログが書かれている。

 

3位決定戦

VSあーみんさん(2戦目)

 55バンギラス♂/55ヘラクロス♂/50カビゴン♂/50ガラガラ♂/50ムウマ♀/50サンダー

 

【金銀VC/任天堂杯2000】第6回ヒストリア杯三位決定戦《鷹 vs あーみん》 - ニコニコ動画

 

動画が残っているので詳細は()

結果としては敗北です。

反省点としてはサンダーがリフレクターを貼った次のターンにカビゴンに電磁波を撒く余裕があったのにしなかった点。急所を引く確率を下げられたので、つくづくプレイングが甘いなと。

 

 結果4位。

 

【終わりに】

やっと2世代で結果が残せて嬉しい反面、プレイングと選出が怪しい場面もかなりあるので今後も精進します。本当は第4回でこの並びは終わらせて、新しいパーティをずっと組みたいなと考えてはいましたが、厳選のサボり癖がつき結局1年間同じパーティでした。次のヒストリアこそはもっと別のポケモンを使っていきたいと思いますが、このパーティもいくつか改良点があるのでまた同じパーティかなーと。

主催のゴールドさん、スタッフの皆さん、楽しいオフ会をありがとうございました。